ポリッシュプレセデント (Polish Precedent) はアメリカ合衆国生まれの競走馬および種牡馬。ポリッシュプレシデントと表記されることもある。馬名は英語で「ポーランドの先例、判例」を意味している。
経歴
競走馬時代
1988年に2歳で競走馬デビューし、デビュー戦では9着だった。3歳となった1989年の初戦で初勝利を挙げると、その後G3の3連勝を含む5連勝を達成した。そして5連勝で挑んだジャックルマロワ賞も制してG1競走初勝利を挙げた。続くムーランドロンシャン賞 も制し、G1競走2連勝を含むこの年7連勝を達成した。しかし初の遠征となったアスコット競馬場でのクイーンエリザベス2世ステークスではジルザルに敗れ2着となり連勝がストップし、このレースを最後に競走馬を引退した。
種牡馬時代
1990年より種牡馬としてダルハムホールスタッドで繋養された。ジャパンカップなどG1競走を6勝したピルサドスキーやチャンピオンステークスなどを制したラクティなどを輩出し、それらの馬は後継種牡馬となり血脈を残すことに成功した。日本にも産駒が輸入され、ヒューマが2004年の根岸ステークスで2着となっている。2005年6月21日に疝痛のため19歳で死亡した。
年度別競走成績
- 1988年 1戦0勝
- 1989年 7戦6勝
- 1着 パレロワイヤル賞 (G3) 、ジョンシェール賞 (G3) 、メシドール賞 (G3) 、ジャックルマロワ賞 (G1) 、ムーランドロンシャン賞 (G1)
- 2着 クイーンエリザベス2世ステークス (G1)
主な産駒
- Pilsudski / ピルサドスキー(ジャパンカップなどG1競走を6勝、種牡馬)
- Pure Grain / ピュアグレイン(アイルランドオークス、ヨークシャーオークス)
- Rakti / ラクティ(イタリアダービーなどG1競走6勝、種牡馬)
- Court Masterpiece / コートマスターピース(フォレ賞、サセックスステークス)
- Polish Summer / ポリッシュサマー(ドバイシーマクラシック)
ブルードメアサイアーとしての主な産駒
- ファイングレイン(高松宮記念)
- Dan Excel / ダンエクセル(チャンピオンズマイル)
血統表
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post



