ダウ・ジョーンズ公共株平均(ダウ・ジョーンズこうきょうかぶへいきん、英語: Dow Jones Utility Average, DJUA)は、ダウ・ジョーンズ平均の一種で、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが、アメリカ合衆国の公益企業における代表的な銘柄15種を選定し、ダウ式平均株価で算定する株価指数である 。ダウ公共株15種平均、ダウ公共株指数などとも呼ばれる。
公共株は、業績が景気に左右されにくいことから、比較的安定的に推移し、債券と似た動きをするため、債券が買われる(=金利は低下する)局面では、買われやすい傾向にある一方、債権が売られる(=金利は上昇する)局面では先行して売られる傾向にある。高配当銘柄で構成されることもあり、債券投資の代替として指数が使用されることもある。
景気後退局面では買われやすい一方、金融危機の発生時には先行して売られる傾向にあり、公共株平均が下落すれば、市場は全面安になる可能性が高まる。
構成銘柄
2020年10月27日時点でのダウ・ジョーンズ公共株平均株価は以下の通り。
歴史
1929年1月2日に、ダウ工業株平均株価から除外された公益企業の株で算出が開始された。
年間騰落率
以下の表は、算定開始以前の1928年まで遡って算出されたダウ・ジョーンズ公共株平均の推移を示す。
記録
ETF
ダウ・ジョーンズ公共株平均に連動するETFは設定されていないが、ユーティリティ・セレクト・セクターSPDRファンド(NYSE Arca: XLU)のような非常に近い値動きをするETFは存在する。
関連項目
- ダウ・ジョーンズ総合平均
脚注
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- ダウ・ジョーンズ公共株平均のビジネスデータ:




