ヤナギタンポポ属(やなぎたんぽぽぞく、Hieracium)はキク科の属の1つ。ミヤマコウゾリナ属とも呼ばれる。
特徴
多年草。根出葉が発達した種もあれば、茎葉が発達したものもある。総苞は黒い毛が生えていることが多い。Hieracium piluliferum では同じ葉上でも糸状、棍棒状、星状毛と数種の形からなる毛を持つことが知られている。
頭花の色は黄色、まれに橙黄色、赤色があり、長い花柄の先に単生する種もあれば、散房状または円錐状に多数つくものもある。
世界におよそ800種があり、特にヨーロッパに多く、アジア、アメリカ、アフリカにも分布する。「タンポポ」と名がついているが形態はタンポポ属とは違いが多い。
日本のヤナギタンポポ属
- ミヤマコウゾリナ Hieracium japonicum Franch. et Sav.
- ヤナギタンポポ Hieracium umbellatum L.
この他コウリンタンポポ、ウズラバタンポポ等が帰化植物として生息している。
ギャラリー
関連項目
- コウゾリナ属
- エゾコウゾリナ属
脚注
参考文献
- 猪野俊平『植物組織學』内田老鶴圃新社〈訂正第1版〉、1964年11月10日(原著1954年10月10日)。
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III 合弁花類』(1981) 平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-) BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
外部リンク
- oNLINE植物アルバム
- パリ植物園:ヤナギタンポポ属の植物の花
- ヤナギタンポポ - ウェイバックマシン(2007年8月10日アーカイブ分)




