スターオブコジーン(Star of Cozzene、1988年 - 2013年)はアメリカの競走馬である。
戦績
1990年にハリウッドパーク競馬場のメイドン(未勝利戦)でデビューし、翌年のサンタアニタ競馬場でデビュー4戦目初勝利を挙げる。 その後、チョイスハンデキャップで初重賞制覇を果たした。その後ケルソハンデキャップで重賞2勝目を挙げた後、チャーチルダウンズ競馬場のブリーダーズカップ・マイルでG1初挑戦で3着と健闘した。1992年は、8戦して2勝も重賞は未勝利に終わった。 1993年初戦のサンガブリエルハンデキャップで約1年振りで重賞勝利を挙げると8戦続けて重賞で連対をはたし、頭角を現し、夏のアーリントンミリオンステークスで遂にG1初制覇を果たすと、続くマンノウォーステークスも連勝した。その後、東京競馬場のジャパンカップに遠征し、レガシーワールドの5着に敗れた。 1994年4戦して未勝利におわり、連覇をねらったアーリントンミリオンステークスで12着と大敗し、この競走を最後に引退した。
種牡馬として
引退後は種牡馬として日本のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養された。当初はまずまずの人気だったが、初年度産駒が2重賞を制覇した後の2000年の種付けでは100頭以上を集め、再注目される。その後もときおり重賞勝ち馬を出しつつ毎年2ケタの繁殖牝馬を確保していたが、種付け頭数は漸減を続け、2009年はひとケタにまで落ち込む。2009年からはレックススタッド、2010年の種付けシーズン後は熊本県の本田牧場で繋養されていたが、2013年に死亡した。
産駒の傾向
産駒は若干小粒な印象があるものの勝ち上がり率は高い。芝向きでダートは無難にこなす程度。早熟のマイラーが多く、2000m以上のレースではスタミナの面で若干見劣りする面がある。前述の通り優秀な勝ち上がり率を記録しており、毎年集まる繁殖牝馬の質を考慮すれば優れた成績を収めている。
主な産駒
- 1997年産
- エンゼルカロ(函館3歳ステークス、栄冠賞)
- ユーワファルコン(中日スポーツ賞4歳ステークス)
- マイネルビンテージ(京成杯)
- マイネルアステール(すずらん賞)
- ハイコンプリート(とちぎ大賞典、春光賞2回、織姫賞)
- 1998年産
- ネイティヴハート(オーシャンステークス、東北ジュニアグランプリ)
- ニホンピロサート(ガーネットステークス、プロキオンステークス、サマーチャンピオン、さきたま杯、兵庫ゴールドトロフィー)
- 2001年産
- ハリーズコメット(北海道スプリントカップ)
- マイネルブルック(きさらぎ賞)
- テイエムボッケモン(たんぽぽ賞)
- トレオウオブキング(OROカップ)
- 2003年産
- フェイクフェイス(すずらん賞)
- 2004年産
- マイネルフォーグ(谷川岳ステークス)
- モチ(若駒ステークス)
- ナムラグローリー(オータムスプリントカップ2回 )
- 2005年産
- ウイントリガー(クローバー賞)
- マイネルスターリー(函館記念)
血統表
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- スターオブコジーン(USA) - 競走馬のふるさと案内所



