鹿賀駅(しかがえき)は、島根県江津市桜江町鹿賀にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である。

歴史

年表

  • 1949年(昭和24年)11月15日:三江線の石見川越 - 因原間に新設開業。旅客営業のみ。
    • 当時の所在地表示は島根県邑智郡川越村鹿賀であった。
  • 1954年(昭和29年)4月1日:桜江村成立に伴い、所在地表示が島根県邑智郡桜江村鹿賀になる。
  • 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線開業に伴い、従来の三江線が三江北線に改称され、当駅も当線の所属駅となる。
  • 1956年(昭和31年)1月1日:町制施行に伴い、所在地表示が島根県邑智郡桜江町鹿賀になる。
  • 1975年(昭和50年)8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も当線の所属駅となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が継承。
  • 2004年(平成16年)10月1日:桜江町が江津市に編入され、所在地表示が島根県江津市桜江町鹿賀になる。
  • 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる。

地名の由来

江の川の川原に立地し、「敷処シキカ」の転で、川原敷を開拓したところだという。

駅構造

浜原方面に向かって右側に、単式ホーム1面1線を持つ地上駅(停留所)であった。浜田鉄道部が管理する無人駅で、ホーム上に待合室兼用の駅舎があるのみであった。乗車時は、直接ホームに入る形状になっていた。なお、自動券売機等の設備はなかった。駅全体は若干カーブしていた。

2019年(令和元年)11月末時点で、当駅の旧駅舎(待合室)は老朽化に伴い撤去されていた。一方、ホームや当駅附近の線路は、廃駅当時のままであった。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は34人、1984年度は59人だった。

駅周辺

やや開けていて、田畑がある。

  • 江の川
  • 国道261号
  • 水ふれあい公園 水の国
  • コインレストランかわもと

バス路線

以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。

  • 石見交通 江津川本線 鹿賀停留所
  • 江津市生活バス 鹿賀線 鹿賀停留所

その他

  • 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「道返し」(ちがえし)の愛称が付けられていた。駅前にある春日神社が、神楽に登場するタケミカヅチを祀っていることにちなむ。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
三江線
石見川越駅 - 鹿賀駅 - 因原駅

脚注

出典

統計資料

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • “鹿賀駅”. JR西日本. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
  • “鹿賀”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。

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