長慶寺(ちょうけいじ)は、富山県富山市五艘にある曹洞宗の寺院。山号は法羅陀山(ほらださん)。本尊は釈迦如来。開基は日輪当午。

長慶寺の本尊は「桜谷大仏」と呼ばれる大仏であったが、1870年(明治3年)ごろ、廃仏毀釈の折に富山藩の命により失われ、現在は仏頭のみが鎮座する状態となっている。

歴史

長慶寺は、もともと新川郡塩野に所在した真言宗寺院であったが、1786年(天明6年)日輪禅師により曹洞宗の寺院として開山した。所在が現在の土地に移ったのは、河上屋市郎左衛門の勧請によるものである。

伽藍

  • 本堂 – 呉羽丘陵の東斜面中腹に、富山平野を一望し立山連峰を望む位置に佇んでいる。
  • 五百羅漢 – 江戸時代の後期の越中商人、廻船問屋の黒牧善次郎が、佐渡国の石工に535体の羅漢像を刻ませ寄進した。1799年(寛政11年)から1849年(嘉永2年)まで50年間を要したと言われる。羅漢像は、東向きに雛壇状に座しており、石灯籠をはさみながら整然と並んでいる。

文化財

  • 柿本人麻呂像(富山藩六代藩主前田利與の妻白仙院の寄進)

脚注

外部リンク

  • 観光情報-歴史・文化│富山市観光ガイド

長慶寺 (富山県富山市) お寺の風景と陶芸

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